アジアビジネスの理解が深まるおすすめのビジネス小説-アジアの隼

仕事をしていく中で心が折れそうなときや、モチベーションが上がらないときにはビジネス系の小説を読むという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回はおすすめのビジネス小説を紹介します。

なんかいい本ないかなーと思っているそこのあなた!

気になったらぜひ手に取ってみてください。

今回紹介したいののは「アジアの隼」です!


アジアの隼

作家は「黒木亮」という方でご自身の銀行での経験をもとに国際金融を舞台にした小説を多く書いています。

大学時代は箱根駅伝の選手だったりエジプトのカイロ・アメリカン大学の修士を取得していたり1988年からイギリス在住だったりと、、とにかくすごい人です。

あらすじ

賄賂が横行する共産主義体制下のベトナム。巨大プロジェクトの入札をめぐり、邦銀事務所・真理戸潤(まりとじゅん)の前にアジア経済の裏を渡り歩いてきた大手米銀のシンや、急成長を続ける香港の証券会社ペレグリンが立ち塞がる。そのとき未曾有(みぞう)の闇が彼らを飲み込もうとしていた! 圧倒的リアリティで描く国際経済小説。

講談社BOOK倶楽部の内容紹介より

 

この作品はアジア(主にベトナム)を舞台に大手銀行に勤めるの真理戸がアジアビジネスに立ち向かう姿が描かれています。

おすすめポイントその1―詳細に作りこまれたリアルなストーリー

ストーリー自体はフィクションなんですが実際の出来事や会社名もでてきて単純にビジネスマンの基礎知識として役立つ部分も多いです。

ライバルをおとしいれるための陰謀、賄賂が横行する新興国ビジネス、海外独特の接待などなど、、めちゃめちゃ生々しい描写も多く物語当時の日本人駐在員たちはこんな感じで海外でのビジネス市場を切り開いていったんだなーと感じることができます。

複雑でエネルギー溢れる90年代の新興国でのビジネスシーンをリアルに体感することができる!これが本作品の一番の魅力だと思います。

おすすめポイントその2―魅力的なキャラクター

主人公の真理戸以外でも数多くの魅力的なキャラクターがでてきます。

みんなそれぞれの立場のプロフェッショナルで本当に味があるんですよね~

特に僕が好きなのはあるビッグプロジェクトで真理戸と協力していくことになるいぶし銀な大手商社マンの門田です。

真理戸さんたち銀行屋さんはお堅くて真面目だけど細かいとこまで気が回んないから、俺たちがフォローしてやんないとな。…とにかくご苦労さん、今日はゆっくり休めや

詳しく知りたい方はぜひこの本を手に取ってみてください!

その他にもグッとくるシーンのオンパレードですよ!

おすすめポイントその3―堅苦しいビジネスストーリーの合間にある恋愛要素

主人公の真理戸は昔のとある出来事で心に大きな傷を負っているんですが、一つの出会いをきっかけにして少しずつ明るくなっていきます。

外国人とのラブロマンスも海外を舞台にした小説の醍醐味ですよね!

プロジェクトファイナンスのスキームなど難しい描写も多い作品なんですがですが、そういった細かい部分は分からなくても十分楽しむことができる作品です。

20年以上前を舞台にした作品とはいえ、今の時代であっても共通する部分は多いように思います。

アジアビジネスの魅力や難しさを感じることができるめっちゃおすすめの一冊です!

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